====== 20080313 第3回七隈支部給与対策委員会 議事録 ====== 【日時】 2008年3月13日(木)17時30分から 【場所】 組合事務室 【出席者】 池田(薬学部)、五十嵐(経済学部)、杉原(理学部)、安藤(工学部)、北坂(法学部) 【書記】北坂(法学部) ===== 議事 ===== ==== 1 平成20年度 組合臨時大会に向けて ==== ○ 池田先生から、過去3年の評議員会・組合大会での問答についての説明があり、今年度もこれらを参考に、臨時大会での想定問答を考えるとの説明があった。 \\ ○ これらの説明の後、池田先生が、現在問題とすべきこととして次のことを指摘された。\\ A 1年で通常は4号俸上がると聞いているが、実際にどれだけ上がっているかはわからない状況である。\\ B 看護嘱託職員、事務嘱託職員など、さまざまな嘱託職員がおり、それぞれの嘱託職員の給与に関する現状が明らかではない。給与白書の一部では、それぞれの嘱託職員ごとの現状が記載されているが、全てを同じ嘱託職員として取り扱った記載している部分もあるので、その部分については、それぞれの嘱託職員ごとに分けて記載する必要があると考える。\\ ○ そして、池田先生が、給与の現状についての調査(例えば、アンケートの実施)が必要であり、情報収集と情報の整理が今年度の給与対策委員会における活動の第一目標であると説明された。\\ ○ 以上の説明について、五十嵐先生から、「医療技術嘱託職員も事務職員よりも給与が高いと聞いたことがある」との補足があり、嘱託職員に関して、この点を含めた広い情報収集の必要性の指摘がなされた。 ==== 2 国家公務員の給与体系について ==== ○ 池田先生から、九州大学の給与の支給基準案についての説明があり、特に、次の点をその問題点として指摘された。\\ A 1年で4号以上上がるのは困難な支給基準のように見える。例えば、特定職員は、勤務実績が「特に良好」であっても3号しか上がらない。\\ B 枠外昇級がない。\\ C 査定に成果主義が採用されており、恣意的に運用されるおそれがある。\\ ○ そして、池田先生から、この支給基準案が現在実施されているかをはじめとして、その実際の運用(実際、勤務実績が「特に良好」とされる人はどれぐらいいるのか)など不明な点が多いので、九州大学教職員組合へ赴き情報収集を行うとの発言があった。その上で、九州大学の支給基準と福岡大学の基準を比較する必要がある旨の発言があった。\\ ○ 五十嵐先生から、「人事院勧告に基づいて福大も支給基準が作成されていると思うが、勤務実績が『極めて良い』ことを理由に、1年に4号俸を越えて昇級する人が福大にはいるのか調べてみる必要がある」、「また、1年に3号俸しか上がらないとか、在外研究を理由に賞与のプラスα分が減らされたと聞いたことがあるので、その実情の調査が必要である」との指摘があった。\\ ○ 池田先生が九州大学教職員組合に送る予定のメール文面について確認が行われた。\\ ○ また、池田先生が、嘱託職員の就業規則の一例として、独立行政法人医薬品医療機器総合機構嘱託等就業規則について説明をされ、基本給のほか諸手当があることを指摘された。そして、今後、福大の嘱託職員の諸手当(例えば、交通費)の支給についての現状を把握する必要があるとの考えを示された。\\ ○ この点に関連して、安藤先生から、福大の教育技術職では、助手と同内容の仕事をしているにもかかわらず、残業代がない、出張は年1回、事務職員のような管理職がないなどの現状の報告があった。そして、以前からこのような実情を報告しているにもかかわらず、改善が見られないとの発言があった。\\ ○ 池田先生から、「今後対応が必要である」との発言があった。\\ ==== 3 その他 ==== (1)アンケートの実施について\\ ○ 池田先生が、給与等の現状についての調査が必要であり、情報収集と情報の整理が今年度の活動の第一目標であると改めて説明され、具体的な方法、すなわち、アンケートにしたらよいか、方法としては職場懇談会で収集をしたほうがよいか、対象は組合員全員かについて出席者に意見を求められた。\\ これに対して、五十嵐先生から、全員に実施した方がよいのではという趣旨の発言があった。またアンケートで、教育技術職員の中でどのくらいの人数の方で給与の頭打ちになっているのか?を調べた方が良いという旨の話があった。\\ ○ また、杉原先生から、職場懇談会の開催が困難な場合もある旨の発言があった。\\ ○ 原則、アンケートは職場懇談会で集めることを出席者全員で確認し、それを執行委員会にかけてもらうことを五十嵐先生にお願いした。\\ ○ アンケートを取る度に職場懇談会を開催するわけにもいかないので、各対策委員会でアンケート内容をとりまとめ、一度の職場懇談会で一斉にアンケートをとる方が良いという意見でまとまった。\\ ○ 最終的には、池田先生が、全員に向けてアンケートを実施するということで、4月にアンケートを作成するとの発言があった。\\ (2)学長交渉の議題選定の確認\\ ○ 学長交渉の議題選定について、給与対策委員会として、2〜3の議題を中央執行部に挙げることが確認された。\\ ○ 五十嵐先生から、福大の給与は公務員給与に本当に準拠しているのか、平成十七年度の学長交渉で学長が言った「福大独自の給与体系」を大学当局は考えているのかを確認した方が良いのでは?という発言があった。\\ (3)その他\\ ○ 五十嵐先生から、組合員が内部告発制度を利用せず、組合に助けを求めた場合の対応について検討しておく必要があるのでは発言があり、今後の検討課題とされた。\\ ○ 池田先生より、九州大学教職員組合では、その実績をホームページにわかりやすく公表しているとの資料が示され、福岡大学教職員組合でもこれを参考にすることを検討すべきとの発言があった。