====== 20110322第4回七隈支部労働条件対策委員会議事録 ====== 議事録(書記:青木)\\ 於:組合事務室 17時半~18時30分\\ 出席者(順不同、敬称略)青木、林、新矢、寺田、有福、佐々木、只木、工藤、三島、川口、末次\\ 議題:学長交渉議題文案の検討\\ 先に配布した資料(第3回の議事録に掲載)を次のように修正することで合意した。\\ 『嘱託職員の労働条件について』\\ 嘱託職員は、事務嘱託・労務嘱託と定年後の嘱託が同じ職名で扱われているためその区別が非常に分かりにくいため、平成22年第2回学長交渉でも交渉事項の議題としてあげましたが、嘱託の分類が必要です。ここで言う「嘱託職員」は、事務嘱託・労務嘱託を意味しています。\\ 嘱託職員の労働条件について、平成21年度第2回学長交渉で、以下に掲げた問題について大学は「嘱託職員のかたの努力や能力についてはよく知っています。前向きに考えて、全体の中から少しでもよい方向へ改善していきたいと思います」と回答されていますが、その後の組合からの要望に対しては一向に前向きの回答が得られていません。\\ 嘱託職員の給与については、平成22年第2回学長交渉でも交渉事項の議題としてあげました。「精勤手当」については3年勤務で1,000円、5年勤務したとしても、2,000円程度しか上がっていません。給与水準を改善するため、これを2年勤務するごとに2,000円、4,000円、6,000円と2年毎に2,000円ずつ増加する精勤手当システムを望みます。また、現状では支給されない退職金として勤続年数に見合って増額される「退職金」制度と、一人暮らしや世帯主の方の生活を支援する意味での「住宅手当・家族手当」制度の創設を望みます。平成22年第2回学長交渉での大学側の回答は、雇用条件を承知の上で契約に応じて就職したのであるから、雇用条件を検討する必要はないというものでしたが、同じ職場に働く者として、敬意をもって労に報いるために処遇を改善するという考え方は成り立たないのでしょうか。\\ また、嘱託職員には、採用年度により期限付きの職員が含まれますが、その期限が近づいています。社会通念的には、非正規の被雇用者に対して7年間の就労期限が設定されているのは、その後は正規雇用されることが想定されているものと考えられます。本学では7年過ぎたら解雇ということですが、あまりにも酷な制度ではないでしょうか。期限付きの嘱託職員が継続的に雇用されるように要望します。また、平成22年第2回学長交渉での大学側の回答では、計画採用を実施しているとのことですが、一回だけ施行された正職員への登用制度を実効あるものとして確立し、嘱託職員の登用を計画採用に加えていただけるような体制を構築していただきたいと考えます。これにより、すでに本学での業務を十分に理解した職員が即戦力として正職員となり、効率的な業務遂行が期待されます。\\ 以上、嘱託職員には、給与条件の改善と期限付き職員という2つの大きな問題があり、いずれも重要な問題ですが、特に、期限付き職員については早急に継続雇用を決定することを要望します。\\ 『教職員が安心して教育に従事できる環境作りについて』\\ この議題は、平成21年第2回学長交渉で取り上げていますが、ここに再度確認事項として、大学の取り組みを聞かせていただきたいと思います。\\ 当時の回答では、「教職員が、親から不当に訴えられた場合や、学生の理不尽な行為によって被害を受けた場合には、大学が個々のケースで対応する」と回答されていますが、中学、高校の先生などや教育の専門家は、いよいよいわゆるモンスターペアレンツやモンスターチルドレンが今まで以上にこの4月から大学にも多く関わってくると警告しています。本学でも、今までいくつかの事例があったようですが、これからはそのようなケースがかなり増えるのではと危惧しています。学生やその親からクレームをつけられたとき、今までは多くの場合は丁寧に説明すれば解決していましたが、いわゆるモンスターペアレンツには、そのような解決策が当て嵌まらないことがはっきりとしています。そのような場合、教職員が法的に訴えられることも今後増えると思われます。大学として、このようなことが起きたとき、裁判費用を含めた法的な支援、教育職員もその他の職員も同じように扱っていただける教授会とは別のしっかりした法律家を配した窓口が保証されるように要望します。\\ こういった教職員が安心して教育に取り組めるような仕組みをお考えであるかどうか伺いたいと思います。事態は想像以上に深刻であると思われます。\\ その他。\\ 前回報告した、教員の病気入院休暇、休日・土曜午後出勤の問題、半日年休の取り方については要望書や確認書を今後中央執行委員会で諮っていくことが報告されたが、それ以外にリフレッシュルームの運用を簡便にするようにする要望についても七隈支部執行委員会で議論するように要請された。\\ また、ハラスメント委員会の問題、4号館の耐震性についても支部執行委員会で報告・検討することになった。\\