目次

平成24年度 第1回 臨時大会議事録

【烏帽子形支部臨時大会】

 日時:平成24年2月18日(土)午後1時02分~午後1時30分

 場所:福岡大学医学部講義棟 基礎第二

1.開会

 代議員数:408名 定足数:204名 出席者数28名 委任状数210名

2.議長・副議長の選出

 立候補者がなかったため、執行部の推薦により議長に菖蒲真代(救命救急医学)、副議長に喜多村泰輔(救命救急センター)の両名を選出した。

3.書記の選出

 立候補がなかったため、執行部の推薦により川上富美(外来)を選出した。

4.平成24年度 烏帽子形支部 活動計画に関する件

 田中執行委員長より「活動計画書」(16項~17項:活動項目)に基づいて以下の説明がなされた。

(1)給与対策委員会

 1.本学減給に対する取り組み
  毎年行っている事であるが、昨年通り引き続き行う。
 2.定年退職後再雇用者の給与について
  大学側と話し合いの場を持つよう依頼している(職組ニュースで周知済)。
 3.嘱託職員の手当の改善
  組合側より明確な方針を示して大学側に要請する。
 4.職員の時間外手当について
  七隈支部と協力して取り組む。

(2)労働条件対策委員会

 1.年次有給休暇の取得改善について
  完全な有給休暇の取得が目標ではあるが、リフレッシュ休暇などを取り入れ取得改善に繋げる。
 2.嘱託職員の契約更新について
  変更要望が無いか抽出を行っている段階である。
 3.男女共同参画について
 現在明確なことがないため今後対応していく。

(3)研究教育条件対策委員会

 1.教育技術職員の上級技師について
  七隈支部と継続して検討している段階である。
 2.特に看護職員の認定(看護師)について
  例えば給与改善に対してなど現在情報をまとめている段階である。

(4)福利厚生対策委員会

 1.福利厚生における要望、エボシ祭りの開催について
  マリエラクルーズを検討している。予算内で可能かどうか、参加者の把握を行い4月中旬までには決定していきたいと思っている。

(5)組合活性化委員会

 1.職場懇談会の促進
  組合がどういった活動をしているかということを知ってもらうための場であるため積極的に開催し、組合員の現場の意見を活動方針に繋げることが大事である。

議長:平成24年度の基本方針および活動内容に関して、質問・要望はないか。

フロアー:特になし。

議長:挙手にて承認を確認し、賛成多数で承認された。

5.平成24年度 烏帽子形支部予算に関する件

 瓜生書記長より「活動計画書」(18項:予算(案))に基づいて以下の説明がなされた。
 瓜生書記長:昨年度予算案および決算を勘案し、本年度の予算を立てた。内訳は予算案1~4参照。エボシ祭りをマリエラクルーズという案がでているため予算がオーバーする際は予備費より使用する。

議長:予算に関して要望・質問などの確認がされた。

フロアー:特になし。

議長:挙手にて承認を確認し、賛成多数で承認された。

6.その他

1.選挙管理委員選出
  以下の4名を選挙管理委員に推薦し、承認を得て選出した。
  大道正幸(卒後臨床研修センター) 矢田美佐(放射線・内視鏡部)
  池田亮子(脳神経外科学) 菖蒲真代(救命救急医学)

2.質疑応答、意見
 <意見1>
 (意見):国家公務員の給与削減が決定された。10年間国家公務員の給与が上がっていない。(福大も)給与が下がっている状況であるがこれでは組合費を払っている意味がない。また職員より嘱託移行になり組合の人件費が削減されお金が余っている状況である。七隈支部はそのお金を運用すると言っているがこれらの件に関して烏帽子形支部はどのように考えているのか。

(回答):昨年11月の学長交渉において今後本学の給与体制に関する回答としては国家公務員の給与削減などの報道が反映されることは考えていない。(国家公務員の給与削減と福大の給与は関係ない)お金の活用に関しては現時点で回答することはできない。

(意見):何かあった時のため(裁判など)にお金は取っておく必要がある。組合内に嘱託が2名いるため職員にしてはどうかと思う。

(回答):本来は正式な職員を雇う必要があるが過去に1・2年で辞める状況が続いたため長く勤められ、適任と認めた方を職員にするという経緯がある。現在、2名の嘱託職員の方がおられるが、長く勤められているので、職員への検討を考えている。

<意見2>
(意見):年休だけでなく季節休も消化できない状況である。なおかつ黒字にするため祭日も検査をする話がある。他の部署は消化できているのか。

 (回答):季節休が各部署でとることができているかアンケート調査を行い、その結果を基に病院長と話し合いたいと考えている。

 (意見):マネジメントしながら季節休を消化させることも所属長の仕事である。所属長への指導はできないのか。

 (回答):調査結果を基に対応したい。指導に関しては大学側から所属長にではなく病院長から通達してもらう形をとる。

議長:他に意見なし、により議事終了。

7.閉会

 平成24年度烏帽子形支部臨時大会を終了とする。

【七隈支部臨時大会】

 日  時:平成24年2月18日(土) 13時5分~13時55分

 場  所:A棟A201番教室

 代議員数:185名 定足数:93名 出席者数:60名 委任状数:90名

1.開会

 定足数を確認し、末次七隈支部執行副委員長より開会が宣言された。

2.議長・副議長の選出

  出席代議員からの自薦・他薦がなかったため、執行部より議長に仁部芳則氏(理学部)、 副議長に有福文博氏(理学部)の両名が推薦され、拍手によって承認された。

3.書記の選出

 出席代議員からの自薦・他薦がなかったため、執行部より園田宰巳氏(会計課)が推薦され、拍手によって承認された。

4.議事

(1)平成24年度七隈支部活動計画に関する件

 青木七隈支部執行委員長より平成24年度活動計画書(P10)に沿って、平成24年度活動計画(案)の基本方針について説明があった。
 引き続き、各委員会の責任者より平成24年度活動(P11~14)に沿って、以下のとおり説明があった。
・給与対策委員会(責任者:櫻木 規美子氏 代行:青木 文夫氏)
 課題としては、労務・嘱託職員の給与問題、人事院勧告の問題、賞与の加算分、教育技術職員の俸給表問題、平成18年度給与改定への対応、定年制度について、給与データの情報収集、組合の現状に関する情宣であり、組合員の力を借りたい。

・労働条件対策委員会(責任者:佐藤 伸氏 代行:青木 文夫氏)
 前年度を基本的に引継ぎ、嘱託職員の契約年数(7年を限度とすること)の問題、嘱託職員の労働条件について、教育職員の有給休暇または病気休暇制度の設立について、重点的に交渉を行っていくこととする。

・研究教育条件対策委員会(責任者:山田 勇治氏)
 平成23年度の活動項目のうち、課題として残った部分を引き継いで取り上げていく。学年暦に起因する集中する仕事量の緩和、「助教・助手制度」について、研究条件の改善(出張旅費の実費支給・フィールドワーク)について検討し、新たな打開策を提案していきたいと説明があった。

・組合活性化委員会(責任者:末次 正氏)
 継続的な活動を求められる組合組織の継続的な活性化、組合活性化を考慮した予算計上、組合活性化を考慮した学長交渉への準備を検討し、より現実的な対応策を提案していきたい点について説明があった。

・男女共同参画委員会(責任者:田村 和彦氏)
 各種ハラスメント対策について、土曜午後と休日(日曜・祝日)勤務について、メンタルケアについて、乳がん・子宮がん・前立腺がんなどの性別特有のがん検診への配慮について、NPO組織との地域貢献について、男女共同参画社会への取り組み、男女共同参画促進を図るための職場懇談会の開催について説明があった。

(2)平成24年度七隈支部予算に関する件

山口書記長より、平成24年度活動計画書(P15)に沿って、平成24年度予算案としては、昨年度並みの10,857,000円となっているとの報告があった。

【活動計画及び予算に対する質疑応答】
質疑はなく、組合活動計画、予算に関する件については、拍手多数により承認された。

5.その他

(1)選挙管理委員選出
最後に平成24年度選挙管理委員選出についての報告があった。
[平成24年度選挙管理委員]
有岡 律子氏(経済学部)、武末 尚久氏(理学部)
吉国 宣幸氏(工学部)、安武 隆明氏(教務課)

6.閉会

 その他意見等がなかったため、13時55分に議長が閉会を宣言した。

【本部臨時大会】

 日  時:平成24年2月18日(土) 14時30分~15時35分

 場  所:A棟A203番教室

 代議員数:593名  定足数:297名  出席者数:79名  委任状数:306名

1.開会

定足数を確認し、三島中央副執行委員長より開会が宣言された。

2.議長・副議長の選出

出席代議員からの自薦・他薦がなかったため、執行部より議長に仁部 芳則氏(理学部)、副議長に菖蒲 真代氏(救命救急医学)の両名が推薦を受け、拍手によって承認された。

3.書記の選出

出席代議員からの自薦・他薦がなかったため、執行部より園田 宰巳氏(会計課)が推薦を受け、拍手によって承認された。

4.平成24年度組合活動計画に関する件

活動総合計画(案)について山﨑中央執行委員長より説明があった。
A.基本方針については、例年と同じである。
B.活動方針については、昨年とほぼ同じだが、様々な問題があり、問題点や新しい課題にも取り組んでいく。組合員から多くの意見をもらえれば活性化すると思う。実際には二つの支部があるので支部中心で進めていき、そこで上がった問題を中央で取り上げることにしたい。
1、組合活動活性化の取り組みとして
できるだけ多くの組合員に参加してもらいたい。中央執行委員会の筑紫病院での開催も検討している。
烏帽子形支部の組合事務室については、具体的に検討し、大学側と交渉していきたい。

2、労働条件についての取り組みとして
三六協定について、3月中に交渉締結をめざす。
教職員の健康管理について、必要な項目を加えていくことを検討する。精神的健康面で様々な問題がみられるようなので、精神面のケアを行う施設が開設されると聞いているが、内容の充実を求めていきたい。
近年、病欠などで、ボーナスの査定があったようなので、不利のないように明らかにしていきたい。組合として残業時間、勤務条件をはじめとする三六協定の厳密な順守、事務嘱託、上級技師、定年後嘱託の待遇改善を継続して大学側に断固求めていくつもりである。

3、給与・待遇改善への取り組みとして
毎年問題になる嘱託職員の問題がある。任期制の問題があるが、改善が難しいならば、手当の増額を大学側に交渉していきたい。
人事院勧告に対する問題として、給与が下がっているが、一率1%上げを要求していきたいと考えている。福岡大学独自の俸給表を作るとすれば、組合の考えを提起したい。

4、研究教育条件改善への取り組みについて
出張旅費が平成23年度4月より実費支給となった。細かいところはまだわからないが、改善が必要なところがあれば修正を求めていきたい。
上級技師への昇格については、議論が進んでいると聞いているが、細かい点を話し合っていきたい。

5、男女共同参画社会形成への取り組みについて
前年と同様。

6、組合は、職員の生涯を通したパートナーでありたいと考えている。
そこで、今期年間を通じて、人生の各段階に合わせた生涯ファイナンシャル・プラン講習会をシリーズで提供していく。
さらに、組合活動に、より親しみを持っていただく一助として、大学経営側と社会へのアピールの手段として公募で選んだ組合ロゴマークを各所で使用していく。

C、活動概要
1、書記局について、平井中央書記長より説明があった。
各支部の委員長を補佐しながら、組合費の有効かつ適正な予算執行に努め、組合の円滑な運営を目指していきたい。

2、新聞編集委員会について、責任者の三島氏より説明があった。
今年度も昨年度同様組合新聞を年3回発行する予定である。重要な事項や組合員からの問題提起や疑問などを記事としてとり扱っていきたい。

3、ニュース速報委員会について、責任者の青木氏より説明があった。
今年も問題が山積しているので、なるべく早く皆さんに情報を出せるように努力する。また、WEBページと連携して情報を適格かつ迅速に流していきたい。

4、法律相談部について、説明があった。
様々な法律上のトラブルに関して相談に応じている。何かあれば利用してほしい。

5、情報化委員会について、責任者の山﨑中央執行委員長より説明があった。
組合ホームページや組合掲示板を積極的に活用していきたい。WebサーバーWikiを立ち上げているが、活用をさらに定着させたい。チュートリアルも実施したい。学長交渉でも要望したが、組合員へのネットワークアクセス状況の改善をはかりたい。それらの使い方の習得の勉強会を進めていきたい。

5.平成24年度予算に関する件

予算(案)について、平井中央書記長より説明があった。
収入は合計で104,877,540円。税金等預り金収入の4,000,000円は、税金等と、組合で行事をした際に参加費として徴収するものが一時的に預かり金となる。
 支出は、本部が5,434,000円で、昨年と異なるところについて説明する。合同会議費の中の講演会にはファイナンシャル講習会が含まれる。図書費の製本代の金額200,000円は図書館移設に伴う組合事務室移設のためのものである。
 福利厚生費の中の厚生文化費、組合ロゴマーク100,000については、組合ロゴマークに応募して頂いた方への謝礼である。
七隈支部予算(案)と烏帽子形支部予算(案)については、両支部から承認済との連絡を受けている。その他、臨時大会費、選挙管理委員会費を含め、合計が64,147,000円となり、予備費37,730,540円を合算すると、合計104,877,540円になる。

【活動計画及び予算に関する質疑応答】
 (質問)賃上げについて、大学側に要求する場合、大学の根本的な考えを変えていく必要があるのではないだろうか。補助金を受取っている我々は公務員に準ずるという考えを変えていかないと難しいのではないだろうか。

(組合)補助金を受取っているからといって一律に給与を下げるのは問題である。今後も大学側と議論していく。

(質問)退職年齢に関して、教員は65歳だが、年金を受け取る年齢が67歳に引き上げられるようだ。このままでは退職後、年金を受取るまで約2年間の空白がある。したがって、退職年齢を見直すべきではないか。また、教員と事務職員とでは定年が異なるので、一律にすべきではないか。

 (組合)退職年齢に関しては、大学側と政府との兼ね合いもあるので難しい。

 (質問)給与と賞与の内訳、すなわちどういった基準で加算・減算されているのかがわからない。

 (組合)明確化するように要求していきたい。

 (質問)組合新聞の予算額が大きいように思われるが、どのように決めているのか。

 (組合)新聞は年3回ないし4回の発行で、カラー印刷も使うので高くなっているが、3社程度にあい見積りを出して、適正な金額で発行している。

 (質問)2010年6月18日の臨時大会での中央執行委員会が提案した規程について、中央執行委員会が認めれば投資(出資)できるという案に反対であるという表示をしました。すると「緊急事態、たとえば不当解雇のような場合があるので規程が必要」と言われたので、「不当解雇に使用するのであれば、きちんと規約を作り対応した方がいいと思うので賛成である。」と述べました。ところが、七隈支部活動計画書の10ページに「組合基本金に関する考えに大きな隔たりがあり、(中略)・・・・最終的には支部の独立」という記載になっており、同じようなことが13ページの中ほどにも書かれています。このように、組合基本金の有効な使い方について、事実と異なるような記載があったことについての真意をお聞きしたいです。

(組合)七隈支部の活動方針(案)は七隈支部で議決しています。一部表現の書き直しを求めたことはあるが、表現を変えたことでそのままにしています。積年の懸案で、長い間議論がでてきており、いろんな考え方があるが、金額をどうするかということ、万が一の時の給与の保障とすると3億円が大きいか少ないかということ、それもなかなかいえません。どう使うかというのは継続的な審議と考えています。組合の最大の武器は団結であり、役割を分担しつつ協力して大学当局に当たることであると思っています。

 (質問)正しい情報を流して欲しいと言っているのです。この記載を見ると、烏帽子形支部が、七隈支部が何かいいことをやっていることをやらせなかったという意味にとれます。投資とか貸し与えのその個別の案件に関して本当に必要ならば、皆様のコンセンサスを得て行なってほしい、コンセンサスもなく執行部で独自で決めてやるのは反対だと申しただけです。それに対して緊急事態が起こったときに規約が必要だと言われたので、緊急事態とはどういうときかを尋ねると、不当解雇のときと言われました。では不当解雇のときのことに関して何か考えられたのでしょうか。

(組合)その大会について責任持って発言できる方、いらっしゃいますか。

(質問)基本金の扱いについて検討されるのは構いません。ただ、事実ではない情報を流さないでほしいといっているのです。組合が大学と交渉する上では団結が必要であると、私もそう思います。しかし、ここにはそうは書いてありません。七隈支部で決定されたといわれましたが、七隈支部のかたはそう思われるのでしょうか。

(議長)この場は中央執行委員会の活動に関する議論なので、七隈の計画に対し、七隈の見解について違うという意見があったということを議事録に残すということでよろしいでしょうか。

(質問)やはり、正しい情報を流して欲しいということです。また組合が大学と交渉する場合は団結が必要なので、これからは七隈と烏帽子と協力して一致団結していくことにこれからの未来があると思っています。

 (組合)事実と違う点は考えさせていただきたいと思います。

 (質問)七隈支部の執行部の方は計画書(案)のとおりと思われているのではないでしょうか。

 (組合)もちろんそうですが、文面に関しては実は事実と違うのではないかと一度、七隈支部へさしもどして改訂していただいたことがありました。今回の発言ではそれでもなおかつ事実と違うという点があるということですので、もう一度改めて持ちかえって検討させていただきたいと思います。

審議の結果、拍手多数により承認された。

6.その他

山﨑中央執行委員長より福岡大学教職員組合嘱託職員給与内規の改定案の報告があった。
 その他、意見等がなかったため、議長が閉会を宣言した。