以前のリビジョンの文書です
平成22年度 第3回 七隈支部執行委員会 議事録 2010年2月 3日
日時:2010年2月 3日、17:30~18:20
場所:組合会議室
出席者(敬称略):工学部三島、工学部森山、工学部山田、工学部吉国、学生課重松、薬学部本田、薬学部小野、理学部小林、法学部久保、経済学部中村、商学部神野、人文学部植上、会計課工藤、大学院事務課川口
書記:三島
配布資料:1 平成22年度活動計画書
議事・報告
1.報告
三島)平成22年度第3回の七隈支部執行委員会を開催します。本日、14時から九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館稲盛ホールにて開催されました九州大学女性研究者キャリア開発センター主催の第1回セミナー「女性のキャリアと研究開発」の講演会に、理学部の小林さんが参加されました。
小林)大変勉強になりました。
三島)交通費と日当が組合から支給されますので、簡単な出張報告書を組合事務室へ出してください。他の委員の方も、組合活動で出張も可能ですので必要な場合は、申し出て下さい。本日は、12月~2月の執行委員の活動費が出ています。会議費とは別です。
2.議事
三島)お手元の資料をご確認下さい。七隈の各対策委員会にて作成していただいた平成22年度活動計画書の案です。本日は、給与対策委員会の責任者である末次先生が入試関連で欠席ですので、三島が給与対策委員会の活動計画を説明します。
平成21年度の活動項目のうち、課題として残った部分を引き継いで取り上げていく。
1.労務、嘱託職員の給与 事務嘱託、労務嘱託職員の給与水準が低い件については大学側は財政難を理由に改善を拒否している。しかし財政難であろうとも現在の労働条件では生活が成り立たない。扶養手当や住宅手当は生活を成り立たせるために基礎となるものである。これらは他の職員であれば当然受け取っているものであり嘱託職員においても当然受け取るべきものであるので、強く改善を要求していきたい。
2.プラスアルファ問題 長年プラスアルファの算定基準公開については、学長交渉で要望しているがなかなか進展しない。しかし、要望を続けることが重要である。従って、今年も同様に要望をし続けたいと思う。
3.教育技術職員の俸給表問題 平成20年の学長交渉で、教育技術職に「上級技師」を創設することは大学側も認めたが、その後その実施にあたって人事考課を実施することを大学側が条件としているため交渉がとん挫している。 今年度は、「昇格」と「人事考課」は全くの別物であることを大学に認識させ、我々が求めているものは「昇格」(すなわち俸給表5級から6級への移動)であることを主張して俸給表6級の実現を目指したい。
4.平成18年度給与改訂への対応 平成18年度の公務員給与改定では本学は年4号俸の昇給に改訂されたが、公務員では成績優秀な職員には6号俸、8号俸の昇給が行われ平均して4.5号俸の昇給が行われている。そこで、組合でも2年9号俸の昇給を要求したい。
5.給与データの情報収集 組合員の協力のもとに給与データを収集し、給与白書を作成する。また、不透明な点が多い福岡大学の給与体系の矛盾を研究し、今後の是正につなげていく。
三島)質問かご意見はございませんでしょうか。無ければ、次に(2)労働条件対策委員会の活動計画について、責任者の植上先生、ご説明をお願いします。
植上)では、説明いたします。十分な回数の会議は開けていないのですが、次のように取りまとめました。
1.嘱託職員(非正規雇用)の契約年数(7年を限度とすること)の問題 平成19年度より採用された事務嘱託職員に対しての7年の雇い止め問題の改善・解決
2.嘱託職員の労働条件について 労働条件に見合った給与と手当の実現 実現可能性の高い専任職員(正規雇用)への登用制度の充実
3.教育技術職員の労働条件の整備と確認 教育技術職員の労働条件、とくに指示系統と就業規則の確認と周知徹底
4.人事制度とその基準の明確化 自己申告制度の更なる精査 昇進・昇格における不透明な基準の問題提起
5.職務に適った勤務体制の整備 週休二日制度の実現と勤務時間の見直し 負担の多いB勤務に対する手当の要求
6.学年歴の見直し 労働条件(猛暑期の過剰労働)と省エネ、教育効果などから今の学年暦が良いのかどうかの検討
7.教職員が安心して教育に従事できる環境づくりについて モンスターペアレンツ問題への具体策 学生と教員双方に対する大学からの教育支援体制 トラブル発生の際の相談窓口の設置
8.学内研修制度の設立 教職員が自己研鑽や資格取得のために、開講されている科目(大学の授業科目やエクステンションセンターの講座)を無料で受講できるようにする
吉国)「1.嘱託職員(非正規雇用)の契約年数(7年を限度とすること)の問題」とあるが、非常勤講師も非正規雇用ではないのか。
三島)ここでは、「事務嘱託職員に対しての7年の雇い止め問題」があるので、嘱託職員の説明として「非正規雇用」と記述したのでしょう。
植上) 「非正規雇用」は削除しても意味は通ります。
三島)よろしければ、次に研究教育条件対策委員会の責任者である森山先生から説明して下さい。
森山)平成21年度の活動項目のうち、課題として残った部分を引き継いで取り上げていく。
1.学年暦に起因する集中する仕事量の緩和
・教務・入試などに関連して、1月後半から2月にかけて、多くの仕事が短期間に集中し、組合員の大きな負荷となっているので、これを組織的に緩和する。
・時間割編成は、従来、1月27日~30日に行われていたが、非常勤講師の依頼などの作業も含めて、12月下旬、1月初旬に行えるように、他のスケジュールもあわせて検討することを大学に要望する。
・夏季の研究時間を確保できような配慮を大学に要望する。
・特定の人間に仕事が集中し、組合員の負荷となっている。組織的な改善を要望する。
2.「助教・助手制度」について
この“振り分け”を各学部の裁量に任せたために、結果的には学部ごとに格差が生じた。
昇格基準も明瞭に提示されていない。基準の提示と教員への周知徹底を求める。
3.研究条件の改善
資金面、時間面のなど、多角的側面から、問題点を洗い出し、組織的に改善を行うように努力する。
三島) 昨年までは、旅費の問題も取り上げていたのですが、対策委員会で議論した結果、統一的見解がえられる見込みがないので、今年は外しました。
次に、組合活性化委員会の活動計画ですが、責任者の重松さんが、遅れてこられますので、三島が説明します。
平成20年度・21年度は、「i)よりよい組合活動が行えるよう、組合運営部の仕組みづくりを行う。ii)組合活動の周知および、組合活動参加者の増加など組合全体の活性化のための努力を行う。」という2つの側面から組合活性化につながる活動を行った。本年度は、継続的活動の求められるこれらを含め以下の3項目を検討し、より現実的な対応策を提案していきたい。
1. 組織の継続的な活性化 ・ 組織の継続的な活性化が可能となるよう組合規約を含む組合ハンドブックを刊行する。 ・ 組合員の組合への意識を高めるために、職場懇談会ならびに職域に制限されない拡 大職場懇談会の開催とその回数を増やす。 ・ 慶弔費などの支払いがより円滑に行えるように、ホームページなどを組織的に活用 する。 ・ 活性化委員会の七隈支部と烏帽子形支部の合同活動を増やす。 ・ 担当者を決め、労働セミナーなどの啓蒙活動を活発に行う。 ・ 執行委員を中心に、私立大教職員組合などのセミナーへ参加する。
2. 人事考課 ・ 給与でも問題となっている人事考課の導入について検討する。 ・ 教育技術職員,病院等での上級技師などの給与体系について、組織的に検討することで組合活動をより活性化する。 ・ 昇格規定・懲戒規定が恣意的に利用されていないかを検証するための組織作りについ て検討する。
3. 組合活性化を考慮した予算計上 組合活性化を実現するために、担当者を決め、その活動費を予算計上しておく。
三島) 資料の最後のページをご覧下さい。今年度予算計画を示しています。昨日、中央執行委員会にて承認されています。主に、会議費や懇談会費などの例年予算消化のできない項目について、過去の実績から推算して、繰越金が出にくいように予算を作成しました。七隈の予算は書記の重松さんが行いました。 活動費の不足分は、予備費から使えるように、予備費を例年よりも多くしてあります。 質問。ご意見などありますでしょうか。
三島) 男女共同参画委員会は、対策委員として、多くの経験者の方が参加されています。組合活動の勉強になりますので、他の対策委員の方も、時間があれば、ご参加下さい。男女共同参画委員会の活動計画を責任者の小林さん、ご説明下さい。
小林)1.乳がん・子宮がん・前立腺がんなどの性別特有のがん検診への配慮について 現在、性別特有のがん検診については健康診断の内容にも含まれておらず、また時間的制約等もあり受診しづらい状況下にある。 これについては、本学の衛生委員会においても既に教職員組合と協同で検討を行って欲しい旨の方向性が示されており、今後、組合としては、講演会・アンケートを実施して、組合員の意向に沿った性別特有のがん検診サービスが実現するよう、衛生委員会との協力を図る。
三島)現状を説明します。教職員は、健康診断を義務づけられているのですが、その大学で行う健康診断に、乳がん・子宮がん・前立腺がんなどの性別特有のがん検診が含まれておりません。 組合の場合、種々の意見が予想されますので、アンケートを取るなどの調査が必要となると思われます。
小林)2.メンタルケアについて 現在、本学の教職員について、メンタルケアは、殆ど実施されていない。HDセンターなどを利用しやすくするなどの対応を大学当局に働きかけ、健康サービスの実現を目指す。
重松)HDセンターは、教職員も利用できるはずですが。
三島)この案件は、烏帽子形からよく出ています。対策委員会でも、職員が利用しにくい状態にあると意見がありました。
小林)3.各種ハラスメント対策について セクシュアル、アカデミック、パワーの各ハラスメントについて、大学当局へ下記の点について要望を行う。 教職員にハラスメント講習会の聴講を義務づける。(教授会でハラスメントに関する啓蒙を実施) 「セクシャル・ハラスメント防止対策委員会」を「ハラスメント対策委員会」に変更した上で、構成メンバーを組合からも推薦できるようにする。 定期的にハラスメントに関する啓蒙用のパンフレットを作成・配布する。 大学のトップページにハラスメント対策についての掲載を行うように大学へ要望する。
4.NPO組織との地域貢献について 七隈地域において、NPO組織が活動しているが、これまで教職員組合としては、それらの組織との連携活動を行っていなかった。今後は、地域貢献と組合員の社会貢献の観点から、それら組織との連携について検討していく。 5.男女共同参画社会への取り組み ・旧姓使用が問題なく実施されているかを見守る。 ・女性管理職と女性教職員の人数把握を行い、増員を目指す。 ・男女共同参画の取り組みについて、福岡大学教職員組合のWebに掲載する。
6.男女共同参画促進を図るために、職場懇談会を開催する。
三島)これらについて、何かご意見はございますか。
小林)3.各種ハラスメント対策についての部分に①、②、③が落ちていましたので、挿入しておいて下さい。
三島)了解しました。今後の予定ですが、2月27日の13時30分からA棟AB01教室にて、七隈支部の支部大会があり、それに引き続いて、15時から組合全体の臨時大会があります。これらの大会にて、活動計画と予算の説明を行い、承認をいただきます。責任者の方は、当日、各項目について説明して下さい。
重松)各執行委員は、各ブロックの代議委員を確認し、欠席される方からは、事前に委任状を回収して下さい。
三島)代議員の出席と委任状は、重要です。定数に満たないと、流会になり、再度開催しなければならなくなります。 他に、何かご意見はありますか。なければ、本日の執行委員会を終了します。