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2012_01_18_定年後嘱託給与改定について

定年後再雇用者(嘱託職員)の給与大幅引き下げについて組合に不利益変更の連絡なしにこの4月から施行か!?

定年後嘱託職員(再雇用者)の給与の改訂案がすでに大学協議会で承認された(?)という情報が、学長交渉後の昨年12月に届きました。その概要は、教育嘱託の給与月額が31万円、その他の嘱託(事務職など)が月額27万円で、退職時の本俸を維持するという旧規程からは大幅な引き下げとなっています。
本来65歳まで定年を延長すべきであるところをこのような職制で繕っている上に、今回のような重大な不利益変更が行なわれるということで、この件については、昨年第2回学長交渉速報のニュースでその概要をお知らせしましたが、定年後の生活設計に対する不安から、多くの不満と不信の声が組合に届いています。
しかしながら、未だに大学当局からこの件に関して、組合には何の通知・説明もありません。このような労働条件の不利益変更については、事前に大学が組合に通知し、説明すべきであるということは、労使間の紳士協定としてお互いに認識しているはずですが、このように通知がなく実施されるということが過去何度も起きていることは遺憾です。組合として次のような申し入れ書を大学に提出し、通知がなかったことと、規程に関する説明を求めることにしました。

申し入れ書

平成24年1月16日

福岡大学長
衛藤 卓也 殿

福岡大学教職員組合
中央執行委員長
山﨑 好裕
烏帽子形支部執行委員長
田中 謙太郎

定年後嘱託職員(再雇用者)の給与改定(案)についての協議申し入れ書

 定年後嘱託職員(再雇用者)の給与改定(案)が昨年12月8日付で出されていますが、このような不利益な変更は我々組合では受け入れることはできません。大学当局は組合員が納得できる説明を行い対処すべきであると思います。
福岡大学は医学部・病院があることで、西日本一の大学となり、本学も誇りを持って教学に勤しんで来られたと思います。今年で福大病院創設39年となり、当初から尽力した教職員が定年を迎えようとしています。65歳までの定年延長を要望しない代わりに定年後の2年間は再雇用者の基本給は維持するという約束を無視した一方的な給与改定は立つ鳥に砂をかけるようなやり方です。本学のこの今回の給与改定(案)に不利益を被らない教員および役職の方々(定年年齢が65歳または70歳)によって取り決められたとすれば許しがたいものがあります。組合員の総意を得るべきだとまでは申しませんが、大学は組合の意見を事前に聞くことはできるはずであり、それがあってしかるべきだと思います。
組合との協議の場を持たれるよう申し入れいたします。
                                 以上

(七隈支部執行委員長の名前がありませんが、この要望が烏帽子形支部からの原案として強く出されたものであり、それに中央執行委員長の名前を加え上記のようになっています。七隈支部としても全く異存はないのですが、七隈支部執行委員会で承認議論する前に中央執行委員会で決まったため、このようになりました)

 組合員の皆様のご意見をお寄せください。

2012_01_18_定年後嘱託給与改定について.txt · 最終更新: 2012/04/24 11:01 by admin