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2012_06_12_病院労働条件について

平成24年度三六協定締結にあたっての組合からの要望に関わる福岡大学病院における対応状況(ご報告)

 既に速報にてお知らせ申し上げているとおり、今年度三六協定締結にあたってはその前提として、複数の要望を大学側に提起し、大学側もこれに誠意ある対応をしてくれていました。
 このうち、福岡大学病院での時間外労働と残業手当に関する内容について、現状をご報告申し上げます。

1.時間外労働について

 病院においては部署によっては、業務上止むを得ない事情のために恒常的に時間外労働が行われている場合があり、その状況に組合としても一定の理解を示すものです。しかしながら、三六協定では第1条において、経営側は「時間外労働及び休日労働を極力行わせないように努める」旨規定されている上、時間外労働の具体的事由は下記3点の緊急性の高いものに限定されています。

(1)入院患者の容体急変、急患等の突発的緊急業務処理のため
(2)医療保険請求事務業務等繁忙のため
(3)その他緊急やむを得ない業務処理のため

 つまり、時間外労働が恒常化している事態は、厳密に言えば、三六協定の内容に反するものと言わざるを得ません。ですから、病院としては長期的には人員配置の変更などを通じて改善を志向してほしいと思います。また、経営側は管理職には年度初に三六協定遵守を指示してくれたようですが、現場ではまだ十分に徹底されていないような業務指示があると聞いています。組合として今後とも注意を継続してもらうよう要請しています。

2.「医療安全院内教育」の時間外手当支給について

 上記講習は業務時間外の受講が全病院職員に義務付けられているにも関わらず、昨年度までは時間外手当が支給されていませんでした。今年度からは組合からの指摘に基づき、該当する年4回分の受講について時間外手当を支給することが、5月18日に事務長名で通知されました。
 しかし、部署によっては手当の申請方法が十分に示されていないケースや、同様の強制性を持つ講習・訓練の手当支給の案内が、部署によってまちまちというケースがあるようです。この点についても、組合は職員の皆さんへの周知徹底と便宜を図るよう要請しています。

教育職員の病気入院・私費(学外資金を含む)での海外研修出張および国内研修出張期間の扱いについての要望に関しての大学との情報交換について

 標記についても過日人事部と意見交換の場を持ちましたが、ここでは、非常に有意義な意見交換がなされ、今後教育職員の不利益にならないような制度がどのようにすれば可能であるかを人事部で検討したいとの意見をいただくことができたことを報告します。詳細はしばらくお待ち下さい。

2012_06_12_病院労働条件について.txt · 最終更新: 2012/06/29 11:14 by admin