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2012_06_19_第1回学長交渉を終えて

第1回学長交渉を終えて

福岡大学教職員組合中央執行委員長
山﨑 好裕

福岡大学教職員の皆様におかれましては、日頃から組合活動にご理解・ご協力を賜り、感謝申し上げます。

さて、既に組合ニュースにおいて要望事項・確認事項をお知らせしておりましたが、去る6月12日(火)17:30~19:00の予定時間をいっぱいに使いまして、本館第一会議室において平成24年度第1回学長交渉が行われました。
現在議事録の作成作業中であり、整い次第全文を速報でお示ししますが、正確を期すためには大学側とのやり取りも必要ですし、少し時間が要りますので、とりあえず私の方から状況や印象を簡単にご報告しておきます。

まず、今回の学長交渉は教職員組合にとってたいへん実り多い内容だったと思っています。たとえば、出張旅費の支給制度、助手・助教の図書費、学年暦等々、個別具体的な課題について、改善に繋がるような明確で踏み込んだやり取りをすることができました。交渉にご参加いただき、誠実なご返答をしてくださった衛藤学長、馬本副学長、今泉副学長にお礼申し上げます。
もちろん、その背景には戸崎人事部長をはじめとして人事課のご関係の方々が、組合との事前の打ち合わせに応じてくださったり、時間をかけて三役との調整を図ってくださったりが貢献していることは言うまでもありません。これについてもこの場を借りて謝意を表したいと思います。
特にこのことを感じたのは、ハラスメントの防止と被害者救済についての新制度を巡る議論においてでした。後日議事録をご覧になればお分かりいただけると思いますが、ハラスメントの現状や救済の中身といった極めて本質的な内容にまで踏み込んで、互いに深い議論ができたと思います。人事課を通じ従前から継続的に多くの情報をいただくなかで、組合内部でも議論を重ねることができたためだと考えています。
これら数多の中でも、時間をかけ、また、私が特に責任を持って主張したのは、教職員の皆様からもご要望の多い給与引き上げ改定の問題でした。もちろん、これには、昨年度から55歳以上の教職員に適用されている1%の給与減額の廃止も含まれます。馬本副学長のお答えに対しては、人が資産である大学において給与を通じた業務インセンティヴに配慮することは、重大かつ不可欠の経営責任事案であることを申し上げました。また、最後にいただいた衛藤学長のお言葉に対しては、組合の求めに応じて人事院勧告準拠に代わる新しい時代の賃金改定の枠組み作りをお考えくださるならば、組合としても積極的にご協力したい旨お伝えしています。
三役におかれましては必ずや賢明なご判断がいただけるものと、私は組合員の皆様を代表して期待するものです。

2012_06_19_第1回学長交渉を終えて.txt · 最終更新: 2012/06/29 11:23 by admin