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2010_3_31_副学長交渉について
山積する問題について副学長交渉を行いました

 3月24日付け「要望書」で三六協定更新前の協議・交渉の場を持つことを要求したことをうけ、急遽3月26日(金)午後5時から、組合3役4名と担当副学長他事務方責任者数名による交渉の場が設けられました。なお、3月24日の要望書の全文はここでは省略しますが、その内容は、一つは三六協定更新に関する協議の場を設けること、もう一つは4月から労基法改訂によって認められることになった「時間単位の年休取得の実現」の二点でした。とくに前項では、三六協定更新の条件として、組合に寄せられている残業に関する不満(サービス残業の横行)について意見を述べ、改善を求めたいということを大学側に伝えました。

 片岡中央執行委員長の報告を基に若干の注釈を加えて、その交渉内容を以下の通り簡単にまとめてみました。組合員の皆様のご意見をお待ちしています。とくに、三六協定の重要性を理解していただき、その締結前に残業や休憩の取りかたに関する問題があれば、匿名で構いませんので、組合までお知らせください。

以下報告(カッコはニュース速報委員会の注釈)
 3月24日付けの「要望書」で三六協定改定の更新に関して交渉の場を設けるように求めましたが、急遽その場が3月26日(金)17時から設けられました。現在の三六協定はこの3月31日が有効期間の満了日です。日にちがないので、とりあえず現在の協定を6月30日まで延長させ、3ヶ月間で、新しい協定を締結するための交渉をやっていくことにしました。
 交渉の前提として、お互いが、とくに大学側が時間外労働の実態を認識することが重要であることで一致しました。大学当局も、上司の理不尽な対応等、時間外労働に関する苦情を具体的に申し出てもらえれば、きちんと注意すると、言っています。組合に寄せられた苦情については、本人の了解を得ていないので詳しくは申せませんでしたが、いろいろな声が組合に届いていることを伝えました。
 それで、各支部において、特に問題の多い烏帽子形支部において、時間外労働についての苦情を、具体的に集めていただきたいと思います。次回の交渉には、医学部・病院側からも病院長他の担当責任者にも出席してもらうことになると思います。そのためにも3ヶ月という交渉期間を取りました。
(注:すなわち、今回はまず従前の内容で三六協定を3カ月間だけ結び、その間に残業などの問題について協議の場を設け、その結果を踏まえ、さらに新たな三六協定を来年3月末まで結ぶということになります)

 理不尽なのは人なのか、制度なのか、制度の使い方が悪いのか、ただ働きは如何なる理由から生じているのか、その根っこのところを具体的に指摘してください。それが、三六協定の改定交渉の前提です。
(注:とくに医療現場においてサービス残業を強要したり、容認したりするような姿勢を改めるべく、直属の上司への教育が重要であることを強く訴えました)

 なお、時間外労働(法内・法外)の開始前に15分の休憩をとるようになっていることについては、本来45分の超過勤務が終わり労働時間が8時間になった時点で休憩をとるように改めるべきだという従来からの組合の主張については理解をいただいたと思います。また、医療現場を中心に実際には休憩などとれていないという声が多いことも伝えました。この点については後日回答があると思います。

 その他の件についても報告しておきます。
① 烏帽子形組合事務室を用途として、カイザービルの空き室を賃借利用できるかどうか、および福大病院テナント棟建設後のバス停等の旧建物も同様に賃借できるかどうかの件は、副学長を通して交渉してほしいとのことでした。今後大学に要望を整理して伝えていくことになります。

② やまなみ荘利用券(21年度分)の期限延長については、もうちょっと待ってほしいということでした。ただ(定年)退職者には退職後に、5枚の利用券を手渡しているとのことで(定年)退職者に対する取り扱いについてはこれで了承してほしいということで決着しましたが、在職者についてはまだ未解決です。なお、やまなみ荘の源泉工事は難航していて、3月末に完成しないかもしれない心配もあるとのことでした。

③ 時間単位の年休制度創設のための労使協定締結の問題は、改めて学長交渉の場に出してほしいということでした。この件については、事務方から現在はちょっとした用事(福大病院に行くとか、区役所などに証明書をもらいにいくといったこと)については、その部署内で黙認しているので、あまりに形式ばったことをすれば、かえって困るのではないかとの意見が出されました。組合の見解は、部署によってそういった慣例の内容に温度差があり、また上司との関係でうまくいっていない場合もあることを指摘し、そういった曖昧なやりかたを避ける意味でも、時間単位の年休取得ができるようにすべきであるとの意見を述べました。これについては組合員の皆様の意見を待って、第1回学長交渉議題にする予定です。

2010_3_31_副学長交渉について.txt · 最終更新: 2010/03/30 08:39 by verde