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2011中央活動計画案

1.中 央 執 行 委 員 会

活動総合計画(案)

A. 基 本 理 念

 福岡大学教職員組合は組合員の諸権利の擁護と拡大、労働条件の改善そして組合員の社会的・文化的生活の保障・向上をはかるとともに、教育、研究、医療の民主的発展および大学運営の民主化をすすめることを目的とする(福岡大学教職員組合規約第3条)。

B. 基 本 方 針

 大学を取り巻く経済状況、雇用状況などは厳しさが続き、昨年と基本的には変わっていない。その中で、教職員組合の主要な目的である「職場を守り、働きやすく安全で安心のできる職場を作ること」と、「われわれ組合員が働きがいのある仕事に従事し、それ相当の賃金と労働条件を獲得すること」を目指しながら活動を進めてゆくことがますます重要となります。また、理念にもある、「教育、研究、医療の民主的発展および大学運営の民主化」の推進には教職員組合の活動だけではなく、構成員である1人ひとりが日常の勤務の中でその力を発揮していくことが大切になってくると思います。
 福岡大学教職員組合の活動は、七隈、烏帽子形の2つの支部の活動が中心になります。中央は両支部から上がってくる要望、意見などを調整し、大学当局との交渉を行う役目を担っています。
   本年度の活動の基本方針は、昨年度までの活動を引き継ぎながら、以下のような案件を中心に、問題解決に取り組んでいきたいと思います。

1.組合活動活性化の取り組み

1)出来るだけ多くの組合員(特に烏帽子形支部)に活動に参加してもらう為、昨年に引き続き、中央執行委員会を一部、烏帽子地区で行う。また、可能であれば筑紫病院での開催も検討する。

2)烏帽子形支部組合事務室の確保については、どの程度の規模のものが必要か具体的に検討して、大学側と交渉する。

2.労働条件についての取り組み

1)三六協定締結について
 各職場で残業などに関して問題点を出してもらい、早急に検討に入る。出来るだけ三月中に交渉の締結を目指す。

2)教職員の健康管理について
 来年度から「前立腺がん」が健康診断の検査項目に加わることとなったが、他にも必要な検査があれば検査項目に加えることを要望する。
 また昨今、精神的な健康面での対策も重要視されている。教職員の精神的なケアをおこなう施設が開設されるが、一層の充実を望む。
 これらに関して、学内の衛生委員会を積極的に活用する。

3)1月に福岡大学病院新診療棟が開院したが、これに伴う勤務などについて所属の組合員の意見を聞き、問題があれば対処したい。\\ 

4)昨年、病欠などで、ボーナスの査定(プラス アルファ)が不利になっている事例が明らかになったが、査定基準の明瞭化を目指す。
 また、これに関して「有給休暇」の規定のない教員について、今後どの様に進めるか検討する。

3.給与・待遇改善への取り組み

 この件は両支部に設置されている「給与対策委員会」ならびに「労働条件対策委員会」の活動を支援し、中央としての役割を果たしていきたいと思います。
 特に問題となると思われるものは、
 1)嘱託職員の問題
  任期制の問題と正職員への登用制度、および各種手当の増額について引き続き大学側と交渉する。

 2)人事院勧告に対する対応
  福岡大学独自の給与体系を作るのであれば、組合としても問題点を大学側に提起してゆく。

4.研究教育条件改善への取り組み

 この件も両支部に設置されている「研究教育条件対策委員会」の活動を支援し中央としての役割を果たしていきたいと思います。
  問題点としては
  1)出張旅費に関する件:四月から「旅費の実費支給化」の実施が予定されているが、運用に問題があれば改善を求め、大学側と交渉する。

  2)上級技師への昇格の件:大学側と昇格の条件などを検討する場を設けることで進める。 

5.男女共同参画社会形成への取り組み

 この件は、七隈支部に設置されている「男女共同参画委員会」の活動を支援し、中央としての役割を果たして行きたいと考えています。

6.学長選挙に対する取り組み

 本年は学長選挙が行われる年でもあるので、民主的な(多くの職員が関与出来る)選出方法、また、学長候補者の所信を聞くことの出来る制度を大学側に要望していく。

7.組合の将来構想についての取り組み

 組合の将来構想について「委員会」を設け、検討していく。
 その他にも、この委員会をひろく組合員の意見を聞く場としたい。

C.活動概要

 中央執行委員会の主要な任務は、七隈・烏帽子形両支部から提起された要望を検討・調整して学長交渉に臨み、大学当局に要求していくことにあります。また、中央執行委員会のもとには以下の委員会を設置し、組合の日常活動、情宣活動を行ないます。今年度の各委員会の活動方針は、以下のとおりです。

(1)書記局(責任者:瓜生 洋子)

 中央および七隈・烏帽子形両支部の書記長3名により構成されています。各々の委員長を補佐しながら、組合費の有効かつ適正な予算執行に努め、組合の円滑な運営を目指します。

(2)新聞編集委員会(責任者:寺田  貢)

 今年度は、組合新聞を、年3回定期発行することを予定しています。組合にとって重要な事項や組合員の皆様からの問題提起や疑問の投げかけなどを、記事として適切に取り上げ、読みやすい紙面作りを心がけていきたいと考えています。記事の掲載をご希望の皆様は、進んでご投稿くださいますようお願いいたします。

(3)ニュース速報委員会(責任者:青木 文夫)

昨年に引き続き、年に2回ある学長交渉議題については、その交渉議題の全文を交渉前に組合員に周知するようにします。また、今年は人事院勧告による給与の減額、学長選挙など大きな問題が待っているので、大学当局に組合員の要望の声とそれを支持する組合の姿勢を伝えることによって、大きな成果を勝ち得たいと思います。さらに、WEB頁と連携した情報の公開と迅速化と正確な情報の共有を目指します。

(4)法律相談部(責任者:前越 俊之)

 法律相談部は、組合および組合員が遭遇したさまざまな法律上のトラブルに関して、法律相談を通じてその問題点を確認し、適切な解決方法を探る一助となることを目的として活動します。

(5)情報化委員会(責任者:小川 皓一)

組合(活動)活性化のために、組合ホームページや組合掲示板を積極的に利用していきます。
今年度も中央に情報担当の副委員長職を置いていただき、その副委員長に前の七隈支部副委員長をなさった末次先生に就任していただきました。組合ホームページの充実とその管理に尽力していただく予定です。
今年度は組合活動活性化の一助として、Webサーバーやメーリングリストが今後の積極的に利用されるための作業を行ってゆきたいと思います。
具体的には、組合役員・執行委員他を対象としたチュートリアルの実施を行い、Wikiを使った執筆のしかた、基本原則、組合事務室内におけるネットワークへのアクセスなどの修得を進めます。
これ以外にも匿名での連絡手段の充実や、筑紫地区を始め遠隔地との情報伝達の高度化を進めたいと思います。

2011中央活動計画案.txt · 最終更新: 2011/08/05 09:57 by admin